Q タクシー業界で使われる「足切り」って何?どういう制度?


A 一言で言うと「給料の計算方法が変わる売上の節目の事」です。例えば「あと2万円売り上げたら50万円の足切りを超える。」とか「今月は足切りに届きそうもないので、給料が少ないかも。」というふうに使われます。

基本的には月単位の営業努力目標として設定している会社がほとんどですが、中には一日単位(この場合は目標と言うよりノルマと言ったほうがニュアンスが近い)の会社もあります。


具体例を示しますが、わかりやすいように数字は丸めています。業界の代表例でも平均値でも無い事をご理解ください。
尚ここでは諸経費・手数料を0円に、給料は総支給額(額面)にしています。

具体例1 基本給 200,000円
売上400,000円を超えた分は歩率55%
(この場合の足切りは40万円です)
売上400,000円 給料200,000
売上600,000円 給料 200000+(600000-400000)×0.55=310,000


具体例2 基本給 ナシ歩合制
売上500,000円未満は歩率50%
売上500,000円以上は歩率60%
(この場合の足切りは50万円です)
売上490,000円 給料 490000×0.5=245,000
売上510,000円 給料 510000×0.6=306,000
売上70,0000円 給料 700000×0.6=420,000


具体例3 基本給 ナシ歩合制
売上400,000円未満は歩率45%
売上400,000円以上500,000円未満は歩率50%
売上500,000円以上600,000円未満は歩率55%
売上600,000円以上は歩率60%
(この場合は40万円50万円60万円に足切りポイントがあります)
売上380,000円 給料 380000×0.45=171,000
売上480,000円 給料 480000×0.50=240,000
売上580,000円 給料 580000×0.55=319,000
売上680,000円 給料 680000×0.60=408,000


実際は具体例3のように複数の足切りポイントを設けて、歩率を細く設定している会社が多いようです。
数字が多くて分かりづらいですが、売上の足切りポイントを超えるごとに、給料の伸び幅が大きくなっているのが判ると思います。

タクシー会社の給料は「売上が2倍になると、給料は2倍以上になる」ということです。


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